C型肝炎給付金請求訴訟にて和解が成立。4200万円の給付

長いこと行ってきたC型肝炎給付金請求訴訟事件において、和解が成立し、弁護士費用含む4200万円の給付金が支給されました。

事案としては、昭和50年代後半の心臓手術に伴うフィブリノゲン製剤使用による肝硬変り患に基づく請求事案です。

一般的にある出産時の産科的DICとは異なり、心臓手術に伴うフィブリノゲン製剤使用のため、薬害訴訟における知識だけではなく、医学的専門知識も必要であったため、

手術表はありましたが、カルテなし、出血量の資料がない事案であったため、執刀チームの先生を探し出し、証人尋問のすえ、和解成立となりました。

なお、薬害C型肝炎の場合は昭和40年ぐらいから昭和63年ぐらいまでの間に手術や出産などで大量出血があった方で、フィブリノゲン製剤やフィブリン糊という血液製剤を使用されC型肝炎になった場合に限られますので、ご注意ください。